略称:POL
プレイングのコツ
SEに干渉する能力を持った珍しいアリー。
BorisやメイジやZaladarやLanceといったボード支配力のある能力を持つHeroに有効である。
Hero能力の強みは「ドロー運の影響を受けない」ことにあり、
これらのHeroは常に4,5T目の能力発動を想定してデッキが組まれる。
そのため、特定のキーカード(例えばSerenaのAnklebreakerやZhannaのTidal Wave)に依存するHeroに比べて、
安定した戦いがしやすい。
しかし、このPOLの登場によって、その想定に幾らかのリスクを与えて戦略を崩すことができる。
例えばアリー除去能力を持つヒーロー相手でこれを場に出した時、相手はその能力の発動を
1ターン延ばすことになる、つまり除去されるはずだったアリーで1ターン余計に攻撃することができる。
これを考えただけでも、POLは出しただけで実はダメージソースになる。
極端な話、Nishavenがいよいよ能力を発動しようかという時にこのPOLを出せば、
相手に与えるダメージを5点以上、左右するかもしれない。
また、(POLが出なければ)除去されるはずだったアリーに殺されないように、
相手はアリーの展開を遅らせることになるかもしれない。
戦闘を仕掛けたアリーが先制攻撃できるというこのゲームの性質上、
アリーは先に出した方が有利であるため、
POLは以下のようにテンポアドバンテージを得ることができる。
(単純化した例)
Borisに対してのJasmineとの比較
こちらがJasminを出した場合
JasminがBorisの能力で殺され、その隙に相手はアリーを出す
結果、こちらの場にアリーがいない状態で相手にアリーを出されてしまう
こちらがPOLを出した場合
相手は能力を使用できず、Aldon等の支援を恐れてアリーの展開を渋る
→Aldon(2体目POL)を出しつつ、POLで攻撃→Borisの能力で殺され、相手はアリーを出す
結果、相手の展開を遅くし、こちらのアリーで相手アリーに対して先手をとることができる。
更に、場に出ただけで能力が発動するという性質上、
Dagger of UnmakingやRetreat!といったバウンスにも強い。
弱点
先行で出したとしても、Aldonで支援されたPuwen Bloodhelmに殺される。
ましてや後攻ともなれば生存率は一気に低くなる。
メイジ必携のLightning Strikeや、ZaladarやMajiyaの能力、
AmberのJeweler's Dream、BaduruuのSoul Seeker、Smiteでも1発。
その他
体力は初期値を超えて回復するが、SEは-にはならない。
同じ3コストのJasminとどちらを採用するか、多くのプレイヤーを悩ませるカード。
Priest of the lightが活躍するのはお互いにAllyを並べた時の一押し。
相手のSEを削ることでヒーロー能力の発動を遅らせ、自分が有利な時間を長引かせることができる。
Jasmine Rosecultが活躍するのは相手の大型Allyを抑える時。
お互いのAlly数が少ない時に、単体で戦局に大きな影響を与えることができる。
同じ3コストAllyだが、両者の役割ははっきりと分かれている。
また後攻時の利点であるSEを消せるため、先攻ゲーに拍車をかける一端を担ってしまったとも言えるカードであるが、
その一方でPOLを嫌がるHeroはいずれも強Heroばかりであるため、Hero格差を縮める役割をも担っているとも言えるだろう。
(実際は強Hero同士でこのカードを出し合うことになるのだが…)
- 強きをたすけ 弱きをくじく。Human Allyの代名詞的存在ですね --
- HBMのことを考えると何かしらの制限がかかりそうだなー --