入門者向け構築論
Hero選び
shadow eraには全部で32人のHeroがいる。
それぞれが独自のアビリティーを所有していて、いずれもコストを消費しない代わりにSE~シャドウエナジー~を消費することで使用できる。
ex Nishaven:[SE/5]電撃ですべてのアリーに4点のダメージを与える。
いずれのアビリティも強力であるため、この能力を軸としてビルドしていく事がデッキ構築の基本となる。
さらに、各Heroは2つの勢力・7つの種族に所属しており、勢力・種族によって
・Human/shadowカード(CotCでは勢力ごとにアリー20枚・アビリティ10枚)
・種族カード(CotCではWarriorカード、Mageカード等各種族別に10枚)
・種族限定装備カード(CotCではアーマー20枚、ウェポン20枚)
と使えるカードが異なっていて、それにより得意・不得意が出てくる。
例えば、PristカードのFocused Prayerでは3ccで「場の装備、アイテム、サポートアビリティをなんでも1つ破壊する」のに対し、
WarriorカードのSmashing Blowでは同じく3ccで「場の装備を1つ破壊する」ことしか出来ない。
このような優劣はアリー除去・間接除去カード・ドロー手段・装備の性能などの他の面でも見られ、Heroアビリティも相まって、Hero間の相性を生む結果となっている。
そのためHero選びはデッキ構築において最も重要で基本的な部分となる。
実際にHeroを選ぶときはやっぱり好きなHeroでデッキを組むのが一番だ。
Heroを選んだ後、デッキ構築をする際に相性を意識して組むといいだろう。
Hero一覧
Hero間の相性
デッキ枚数
デッキは同種のカードは4枚まで、総数40枚以上で組まなければならない。
40枚以上なら何枚でも(160枚のタワーデッキでも)良いのだが、TCG共通の「なるべくデッキ枚数を少なくした方が良い」というセオリーはshadow eraでも通用する。
shadow eraでは全てのカードをリソースに出来るため、デッキ枚数をいくら多くしてもMtGの土地事故(参照:外部LINK)のような現象が起きる事はないが、それでもキーカードを引ける確率が大きく変わってくる。
具体的に言えば、特定の4枚を引ける確率は
40枚 → 10枚引いたときに71.1%
45枚 → 11枚引いたときに69.3%
50枚 → 12枚引いたときに68.8%
とデッキ枚数に応じて大きく差が出てくる。
特定の3枚、2枚を引く確率となればさらに差は広がる。
このようにデッキ枚数が多いと、『あそこであのカードが引ければ勝てたのに・・・』 という試合が増え、連戦での安定性が低くなってしまうのだ。
下の表は、40枚デッキのときの引く確率。
- 一例としてこの表では、安全マージンとなる確率を70%と置いている。
70%というのはあくまで一例で、安全マージンをどれぐらいとるかは個人の好みで分かれるところだ。
序盤の展開を担うカード(3ccのアリーなど)の期待値はもっと欲しいところ。
ドローソースにもよるが、連戦での安定性を上げるにはデッキ枚数は40枚に近い枚数にした方が良いといわれている。
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| | 【TCG】Shadow Era 9枚目【マルチプラットホーム】
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246 : 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 : 2012/01/12(木) 21:18:53.20 ID:NnfQXOfN0 [1/2回発言]
カードの詰め込みすぎのメリットとデメリット教えて欲しい。40枚程度でまとめたほうがいいのか?
247 : iPhone774G : 2012/01/12(木) 21:35:56.98 ID:V4kFI8yA0 [1/1回発言]
TCGではカード枚数が少ないデッキのほうが基本的に強い事が多い。
枚数が少ないと引きたいカードを引ける確率が高まるため。
259 : iPhone774G : 2012/01/13(金) 00:01:51.76 ID:PvBd+xIe0 [1/1回発言]
>>246
>>247が簡潔にまとめてるけど、あえて具体例をだしてみる。
例えばEladwenで先攻3ターン目から順番に火球、火球、Nova、Nova、火球×2を使えれば、ヒーロースキルと合わせて7ターン目までに30ダメージを与えることができる。
少々乱暴な言い方をすれば『この6枚を引けば勝ち』である。
つまり勝つためにはこの6枚を少しでも早くドローすれば良く、
そのためにはデッキ枚数は少ない方が良い。
まとめると『これを引けば勝てる』カードを早く引くためにデッキは少ない方が良い。
260 : iPhone774G : 2012/01/13(金) 00:42:42.60 ID:QDl78Uu50 [1/1回発言]
>>246
>>259 の方がほぼ説明していますが補足をいたします
逆に『これを引けば勝てる』カード がない場合なら多くてもいいのか?
答えはNOです
都合よくリソース順にプレイできるわけではなく、事故る確率も高まります
デッキの安定性を高めたいのであれば少ないほうが断然安定します
(デッキのバランスもありますが)
Darkclaw以外ならできるだけ40枚に近づけたほうがいいでしょう
マッチングされたとき相手側に「39」かそれに近いか、44より多いか・・・・
その時点で緊張の度合いが決まるような気がします・・・
60だっておwwww
↓
先攻2T Freanzy
↓
5T目に Erika様登場 予想してないのでボロクソにされる
↓
ダメ押しにAeon このご時勢にAeonである
↓
2体目のAeon
悪い夢だったな・・・・・
765 : iPhone774G : 2012/01/31(火) 22:44:15.27 ID:yPR5dK7Z0 [1/1回発言]
強い人のデッキって40枚に抑えてるけど、大丈夫なのかな
対策とかしっかり入れるとどうしても45枚位になっちまうぜ
みんなデッキ何枚くらいにしてる?
766 : iPhone774G : 2012/02/01(水) 00:45:28.88 ID:d7fxbh110 [1/1回発言]
40かな
767 : iPhone774G : 2012/02/01(水) 01:03:45.36 ID:thg3h8em0 [1/2回発言]
ヒーロー+39枚。
折角対策カード入れたのに余分なカードのせいで
対策カードを引くのが何Tか遅れて間に合わなかったら悲しくない?
768 : iPhone774G : 2012/02/01(水) 01:44:34.61 ID:z5OlaDJu0 [1/2回発言]
>>765
話題のタネとしてでも今のデッキを晒してみれば
アドバイスくれる人がいるのでは。
ちなみに私も>>767とほぼ同じ理由で計40枚。
769 : iPhone774G : 2012/02/01(水) 03:51:35.27 ID:yjEgt+lz0 [1/2回発言]
ジェリコなので42枚。早いデッキだと>>768さんと一緒で39枚
770 : iPhone774G : 2012/02/01(水) 07:19:59.07 ID:z5OlaDJu0 [2/2回発言]
>>769
なぜジェリコだと42枚?
速いデッキじゃないから少しくらいオーバーしてもいいとの判断でしょうか。
ジェリコ使ったことないのでわかりませんが、
40枚の方が4ターン目までに杖を引く確率を上げられると思うのですが…。
771 : iPhone774G : 2012/02/01(水) 07:51:56.40 ID:rvbNwYZu0 [1/1回発言]
どーしても削れなくて42枚使ってる。
しかし狼多いな・・・・
773 : iPhone774G : 2012/02/01(水) 10:19:02.46 ID:yjEgt+lz0 [2/2回発言]
早いデッキ 自分のパターンにハメれば勝てる
遅いデッキ 相手を捌ききれば勝てる
おおまかに言えばこんな感じではないかと思います。
デッキをシェイプ仕切れていないと言えばたしかにそうかも
774 : iPhone774G : 2012/02/01(水) 20:30:12.63 ID:4DAdcO9t0 [1/1回発言]
強いヒーローは39枚でも勝てる
弱いヒーローは沢山カード持つしかない
という事だな
775 : iPhone774G : 2012/02/01(水) 20:55:00.39 ID:PvGMjFA/0 [1/1回発言]
ドロー運に自信があるなら40枚じゃなくてもいいんじゃない?
ゴミ引く確率上げて相手を捌ききれるとは思えないな
776 : iPhone774G : 2012/02/01(水) 22:46:40.18 ID:e8FGBwfi0 [1/2回発言]
Mtgの構築でも、60枚を越えた時点でネタデッキ扱い感は強い。増してや、40枚のデッキでの枚数オーバーは重いと思う。
ただ、マジックと違ってどんなカードもリソースに出来るから、80%以上はリソースにする、という感覚で入れるのは間違いじゃないかもしれない。
比較的序盤のアクションが少ないデッキならば、サクるカードが変わるだけなので、デッキ引き切るからという理由ではなく、数枚足してもいいかもしれない。
痴女が大幅弱体化したら、nishvanバーンで戦ってみようかな。ただ、4点ダメージはどんどん信頼が薄れてくけど。
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また、普通に対戦する分ならライブラリーアウト(デッキ枚数0枚になること)はあまり起こらない。
ライブラリーアウト後も1枚のドローの代わりに1点ダメージを受けるだけだ。
長期戦になりやすいデッキでも、キーカードのドロー確率を上げるために40~42枚のドロー内で勝利することを考えてデッキをビルドするのが良いだろう。
・デッキタイプの中にはごくわずかだが、ライブラリーアウトを狙って勝つデッキ(通称ミルデッキ)が存在する。有名なのはMoonstalkerのミルデッキ。
頻繁に出会うようなら対処方法を考える必要が出てくる。
『Rule of Six』
CruxxというプレイヤーがForumにて提唱したデッキ構築理論。その記事はこちら→リンク
日本語訳はWikiのこちらのページにまとめられています。→リンク
2011年11月(Ver1.28の頃)の記事です。解りやすく的を得ている手法だと思います。真っ白な状態からデッキを『粗組み』する際には手助けしてくれるでしょう。
ただ記事中にもありますが、この理論は
テンポ
ボードコントロール
付与ダメージ量
リソースカーブ
の4つの基礎基本が出来ている事を前提としています。その上で安定性のあるデッキを作るための理論です。
1枚挿し
全てのカードをリソースに出来るので、例えシルバーバレッド<特定の条件での有効カード>として1枚だけ入れたとしても、リソースに回すことで無駄にならなくなる。
そのため、状況に応じた対応力を上げる意味でもデッキ枚数を抑える意味でも有効な選択肢の一つだ。
主に有用ではあるが何枚もあると腐ってしまうカードを1枚挿しする場合が多い。
後はシルバーバレッドとして入れる場合など。
代表的な例で言えば
ただし確率論的に考えれば1枚挿しは安定性を欠く一因にもなる。
40枚デッキに入った1枚のカードを引く確率は、デッキの半分を引く試合を2回したとしても1試合しか引かないぐらいだ。
さらに言えば引きたい試合で引けない確率、引きたくない試合で引く確率も五分五分となり、必要のない序盤に引いてしまい温存するために手札を圧迫する可能性も高くなってしまう。
また、その1枚のために他のカードの期待値を下げることにもなる。
安全マージンという考え方も通用せず、運に任せる部分が大きくなるため、1枚挿しは個々の好みに依るところとなっている。
Rule of Six論的に考えて、その1枚に他カードとの共通役割を持たせて入れる場合では腐る場面が少なくなる。
ドローカードとしてのBad Santa1枚挿し、武器を使うアビリティを持つHeroで武器を引く確率を上げるための武器1枚挿し、など
ドローサポート
外部リンクですが、こちらの外部ブログにドローサポートの重要性が分かりやすく書かれています。→Frenzyとカード枚数
ドローソースとなるカードを引けるか引けないか、これが勝負の分かれ目になってしまうことがかなり多い。
序盤に最低でも1枚、ほぼほぼ引けるだけの枚数は入れておきたいところ。
40枚のデッキなら最低でも6枚は採用した方が良いだろう。
代表的なドローサポート採用例
その他のドローサポートカード
ヒューマン勢:Tainted Oracle、Honored Dead など
シャドウ勢:Wulven Tracker、Sacrificial Lamb など
共通:Bad Santa、Bazaar など
キャントリップカード
ヒューマン勢:Lily Rosecult など
シャドウ勢:Shadow Knight、Here Be Monsters など
アリー
以降の3項目、「アリー」、「アビリティ」、「装備」はデッキの肝であるダメージソース、火力に当たる部分だ。
その選択次第で、同じヒーローでも全く違ったタイプのデッキにすることができる。
では、相手を倒すための火力をどうするか。
その手段は大きく以下の5つにタイプに分けることが出来る。(あくまでダメージソースでの分類)
【1】Fireball、Supernovaなどのアビリティを多用する
【2】武器、アリーを組み合わせる
【3】アリーのみで押し切る
(【4】武器のみで押し切る )※
(【5】デッキ切れ後のアウトドローダメージでライフを削り切る )※
この中でも一番基本的な火力となるのはアリーだ。
【3】のようにアリーのみで押し切る場合には、Aeon、Shadow Knightのような5cc超えの大型アリーを含めて、アリーを充分な枚数採用する必要がある。
また、早いゲーム展開に確実に耐えれる、もしくは攻めれるように、どのタイプでも低ccアリーは多く採用しておきたいところ。
3ccアリーは8枚以上、2ccアリー(1ccアリー)は3枚以上を目安にすると良いだろう。
序盤よりも終盤での立ち回りを意識して、「序盤を凌ぐためのサポートアビリティ」を2ccアリーの代用にするプレイングもデッキによっては有効。
<ex.>Retreat!、Crippling Blow、Now You're Mine、Poison Arrow など
※ この2つのタイプは難しいので省きます。
アビリティ
shadow eraではアリーの攻撃対象を攻撃側が選べるため、アリーを先に並べた方が有利になる面がある。
そのアドバンテージを覆す要素の代表がアビリティだ。
厳密にはドローサポート、アイテム破壊カードも(さらに言えばヒーロー能力やアリーのアビリティも)アビリティに含まれるが、ここでは別枠で考えたい。
<参考リンク>
逆転のギミック
アタッチメント ~対処法と形勢逆転カード?
装備
武器に頼るアビリティを持つHero、「Amber Rain」、「Gwenneth Truesight」、「Serena Thoughtripper」、「Logan Stonebreaker」、「Darkclaw」、「Baduruu」、をプレイするならば採用は必須。安定して武器を引こうとするならば最低でも6枚の武器を入れる必要があるだろう。
また装備には強力なボードコントロール性能を持っていたりドローエンジンになったりと優秀なものが多いので、彼ら以外のヒーローからも定番のように採用される装備もある。
これはプレイング論になるが、プレイを重ねていくと対戦相手のヒーローを見るだけでどの装備を使ってくるか、ある程度予測も出来るようになる。
予測をすることで、次項の「アイテム破壊」カードをリソースに回すか、とっておくか、はたまたこちらも武器やアリーを使って耐久力を減らすか、の判断がしやすくなるだろう。
これは逆に言えば、装備を使ってくる相手に対して対戦相手は何かしらの対策を講じながらプレイしているということ。
そのため、装備を主軸に使う場合は予備の装備を手札に温存しておくなど、壊されても総くずれにならないようなプレイングが求められる。
あと装備は基本的に高いので、デッキの予算を安くしたいときは装備が少なくても十分強いHeroを選択すると良いだろう。
アイテム破壊
アイテム・装備は長期にわたってアドバンテージを生むものが多いので、破壊する手段がないと詰んでしまうことがある。
そのため、使用するHeroが可能ならば、アイテム除去カードを入れた方が良いだろう。
アイテム除去においてはヒューマンよりシャドーの方が有利だ。
シャドーではShriek of Vengeance、Acid Jetと優秀なものが多いが、ヒューマンではPoor Quality、Shrine of Negatiaとクセの強いものしかない。
またニュートラルアビリティのLey Line Nexusはコストが重いが、どのHeroでも採用出来るので需要は高い。
採用枚数だが、ShriekやAcid Jetなんかの組み合わせで考えて4枚は欲しいところ。
ローグならStop, Thief!を4枚、プリーストならFocused Prayerを4枚採用など。
<例外>
たくさんの武器やアリーを採用していて、多数のヒットで武器・防具の耐久度を減らせる見込みがあるデッキの場合
例)AmberやBorisなど
Smashing Blowを4枚ではなく2,3枚の採用にしても上手く回るだろう。
<例外2>
Ter Adunを使う場合
その他
アリーをほとんど入れない、Non-Allyタイプのデッキもいくつか存在します。
それらのデッキは通常プレイングが難しく、入門者向けではないのでここでは省きます。
(のちにデッキ集の項目にはForumで漁り次第加えておこうと思います。)
- コメント
- ZAP -- ZAP?
- 【TCG】Shadow Era 5枚目【マルチプラットホーム】の折り畳み部分は30枚デッキの頃の内容のものだったので消してしまうか悩みましたが、残しておきました。 --
- スレッドの内容をまとめて入門者向けのデッキビルド解説を書いてみました。加筆・修正点あればよろしくお願いします。 --